【基礎:証券金融会社と貸株】

■証券金融会社

 金融再生委員会の免許を受けた証券取引法上の特殊金融機関です

 証券取引所の会員証券会社に対して、制度信用取引の決済の必要な有価証券及び資金を、証券取引所の決済機構を通じて貸付を行いことを主要業務とするほか、証券会社や個人向けに証券担保金融も行っております。
 現在、証券金融会社は、日本証券金融大阪証券金融中部証券金融の3社があり、各証券取引所をそれぞれ受け持っています。


■貸株(かしかぶ)

 信用取引では、証券会社は顧客に対して買付資金、または売付証券の貸付(信用供与)を行います。

 取引が売付の場合で、証券会社が売り方顧客に当該売付株券等を貸し付けること、または貸し付けた株券等のことを貸株といいます。

 通常、証券会社は証券金融会社からその売付株式等を借り入れ、顧客に貸し付けますが、貸借取引で、貸し株株数が融資株数を上回る株不足が生じた場合、証券金融会社は特別の調達金利(品貸料)を支払い外部から調達して貸し付けます。
 この品貸料を一般に逆日歩といいます。
  

■逆日歩

 証券会社と証券金融会社との貸借取引において、売り(貸株残高)が買い(融資残高)を超えて株不足となった銘柄の場合、証券金融会社は不足分の株数を第三者から品貸料を支払って調達して貸し付けます。

 この品貸料は個々の銘柄によって異なり、その都度証券取引所が定め、証券会社は証券取引所の定めた料率に従い、その銘柄の売り方(売建株)から徴収し、買い方(買建株)に配分します。

 一般に、この売り方から徴収する品貸料相当金銭を逆日歩といいます。

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